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MOL LOGISTICSの訪問(オランダ)

5月26日 片田、聡

オランダ、ティルブルク。ようやくこの場所を訪問することができました。 30年前、まだ私が若い頃、名古屋支店でコンテナの海上貨物のセールスをしていました。海上輸送だけでは、当社の特色がだせないので、買収を行ったオランダの物流会社Wassingの倉庫を、欧州でのお客様の保税保管・域内への配送の拠点として、利用することを提案していました。当時、80年代の円高による利益の悪化状態から、日本の海運会社も回復しはじめておりました。また、当時の社長であった生田正治がリーダーシップを発揮し、欧米・アジアの同業他社とグローバルレベルで提携を開始しました。その後、航空業界は同じメカニズムを導入しました。それはいわゆる「アライアンス」です。私たちのアライアンスが世界で最初のアライアンスでした。当時6500TEUの容量を持つ世界最大の新しいコンテナ船も、4社の貨物を運ぶために欧州航路に導入されました。また、自動車部品の輸出も大幅に増加して、名古屋支店も業績を伸ばしていました。

そして、トヨタ系の大手自動車部品製造会社から、欧州の自動車会社への部品保管・配送拠点に指定を頂きました。約30年経った今でも、倉庫の多くのエリアが部品の管理に使用されているのを見て、とてもうれしく思いました。どうもありがとうございます。

今では、当時とは異なり、私自身もそのようなシステムを構築する側にあり、お客様の物流の改善に繋がる物流インフラやシステムを開発することに取り組んでおります。