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トルコの船のスクラップヤード訪問

Posted on May 01 By Satoshi Katada

トルコのシップリサイクルが行われているアリアガを訪問した。海運会社に勤めて30年以上となるが、船の解撤の現場は初めてであった。船の解撤では、インド・バングラデシュが有名だが、トルコもパキスタン・中国などに次ぐ第5位解撤大国で、全体の5%程度のシェアを持っている。昨年は、コロナの影響で、まだまだ使えそうな多くの客船を含め108隻が解撤され、85.5万㌧の鉄鋼がリサイクルされたとの報道などもあり、一度行きたいと思っていた。当社も環境に配慮した船舶の建造や、運航面での環境配慮などの話題はよく出るが、当社船は中古売船などが行われ、当社が関与した解撤は少ない理由があるものの、最後の場面の話が社内でも取り上げられるのを聞いたことはない。しかしながら、ライフサイクルマネジメントの観点からも、解撤への何らかの関与は必要とも思われた。今回の訪問を通して、何らか関与して行きたいとの思いを強くした。