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2023年3月16日 片田 聡

Foodex Japan 2023の視察

Foodex Japan 2023の視察 商船三井トルコ社

日本に一時帰国しております。その1日を利用して第48国際食品・飲料展を視察しました。昨年のアゼルバイジャンでの会合でお会いしたアゼルバイジャンの食品を輸入販売されておられるアルジャスワールドの落合様、坪田様からご招待を頂き、行って参りました。開催されたビッグサイト東京では、私も過去にSea Japan、旅行博など多くの展示会に出展や参加をしましたが、今までのどの展示会よりも凄い規模の展覧会で、正直驚きました。世界60ヵ国・地域から食品・飲料メーカー・商社ら2,562社/3,144ブース(国内976社/1,176ブース、海外1,586社/1,968ブース)が出展しており、初日の7日だけでも1.7万人以上が来場したとのことです。食品の世界で、日本市場にアクセスしたい会社が多い事が分かりました。

その期間中に開催された日本・モロッコ ビジネスフォーラムにて、パネリストの一人として、当社のグリーンエネルギーへの取り組みなどを紹介した。モロッコなど北アフリカは、太陽光発電や風力発電事業に適した地域であり、その様な再生可能エネルギーを使っての次世代船舶燃料の生産に最も適した地域の一つであり、また、地中海は船舶の往来が最も多い航路に面しており、需要の面でも適した地域であること、当社は、そのような次世代船舶燃料の生産、サプライチェーンへの投資を検討していること、また、当社が新規事業として検討している海水淡水化船の紹介などを行った。

アゼルバイジャン。日本人の多くは、アゼルバイジャンがどこにあるかを地図で指し示すこともできないでしょう。天然ガスや石油の輸出で潤う国、ユニークなビルが林立する首都バクーなどのイメージだと思いますが、農業をイメージされることはないと思います。隣国に住む私ですら、余り情報をもっていないのが事実です。北はロシアと接し、東はカスピ海、西はジョージアと、ナゴルノ・カラバフの領有権で対立するアルメニア、南はイランと国境を接します。特にイランと国境を接しているイメージは全くありませんでした。LINKEDINでの報告は行っていませんが、一昨年、ヤンマー・トルコの社長であるケマルさんと二人で、アゼルバイジャンを訪問し、イランに近い南部の農業地帯に行き、実際の農家や精米会社などの現場や、農業機械を輸入販売する会社などを訪問しました。首都バクーから車で移動して行くと、土地が茶色から緑色に変わって行きます。南部は灌漑による水路が張り巡らされた農業地帯となり、農業が主要産業の地帯となります。

さて、ビジネスとして考えると、現在、アゼルバイジャンの航空会社シルクエアーが日本への直航便を運航しているので、それを活用した農業製品の輸入は大いに考えられます。また、海上輸送では、トルコ経由となると思うので、アゼルバイジャン製品や、今回Foodexにもパビリオンを作っていたジョージアのワイン輸入など、1企業でコンテナを仕立てるのは困難と思われることから、そのようなお手伝いができたらと考えております。

来年のFoodexではジョージア&アゼルバイジャンや、今回のロシア侵攻で苦しむウクライナやモルドバからの出展をお手伝いできればと思いました。

今回、トルコも他国に負けない大きなパビリオンを構えていました。また、日本の食品の輸出に関しても報告できればと思っております。これに関しては、別投稿で報告します。


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